頭皮の汚れに注意しよう

頭皮は酸素を吸収するため皮膚呼吸をしていますので、頭皮が汚れで覆われてしまうと、皮膚呼吸ができなくなり毛母細胞への酸素の供給が不足してしまいます。
その結果、毛母細胞は次第に弱り髪の毛にも栄養が行き渡らなくなり寿命が縮まります。
脱毛症に多い最大の原因が、この頭皮の汚れなのですから、常に頭皮を清潔に保つように十分なケアが必要です。
一般に、男性ホルモンが多いことが脱毛症になると信じられているようですが、これは睾丸から分泌された男性ホルモンが、血液中に吸収され毛球部にたどり着くと、何らかの原因で脱毛を促進すると言われていることからきています。
思春期から壮年期にかけて男性ホルモンは最も多く分泌されますので、若い男性はすべてハゲになっているはずです。しかしその時期の若い男性の髪の毛は豊富に生えています。したがって、男性ホルモンだけが影響して脱毛症になると言うことはないようです。
男性ホルモンが豊富だと皮脂の分泌量が多く皮脂の酸化が早まり、汚れが付着しやすくなることが脱毛症の原因となる場合があります。この汚れが脱毛症に大きな影響を与えています。
頭皮の状態が正常であれば、髪は丈夫に生えて育ちますので、育毛、発毛の手当てを効率良く行う為にはまず頭皮のケアを行ないましょう。

重要なシャンプー選び

ほとんどの方が毎日行う洗髪ですが、頭皮に合わないものを使用すると必要な皮脂が落ちてしまい、逆に脱毛症を引き起こす原因にもなります。
シャンプーは様々なメーカーから、たくさんの種類が販売されています。育毛シャンプーを使用しているのになかなか効果が現れないのは、自分に合っていない可能性があります。
シャンプー剤は、大きく分けて次の4種類に分類され、それぞれに特徴があります。
 
1.石油系シャンプー剤
 ひと昔前まではこのタイプが多く販売されていましたが、近年の環境問題でシャンプー製造業者も製造しなくなっています。
2.高級アルコール系シャンプー剤
 原価が安く、加工もしやすいことから製造業者が大量生産し、市場では最も多く販売されています。
 「高級」は良質と言う意味ではなく、含有される炭素数が多い事を示しています。炭素数が多いと言う事は、洗浄力が強いため汚れは落としてくれますが、同時に必要な皮脂まで取ってしまう事があり、頭皮や肌にとって良いものとは言えません。
3.アミノ酸系シャンプー剤
 弱酸性のアミノ酸シャンプーは、刺激が弱く安全です。
 他のシャンプー剤と比べて、シャンプー後の頭皮のスッキリ感は味わえないかもしれませんが、必要な皮脂を残したまま、汚れを洗い流してくれます。製造原価が高い為、販売価格も高価なものが多いです。
4.石けんシャンプー剤
 最後に石けんシャンプー剤ですが、名前の通り石けんが主な成分ですので人体に害を与える成分は含まれません。しかし洗浄力が強いため、皮脂を取り過ぎてしまう事や、アルカリ性なのでキューティクルが開いて髪にきしみ感があります。

頭皮用シャンプー

育毛において使用するシャンプーは育毛の専用シャンプーがベストです。通常のシャンプーより高価ですが、育毛を目的とされるなら仕方のないところでしょう。
最近の女性の薄毛や男性型脱毛症の低年齢化もシャンプーの消費量と比例しているというデータがあります。
いくら育毛剤を使用して髪の毛を育てようとしても、シャンプーでマイナス効果となっていたら本末転倒ですね。
ほとんどの方が毎日行っているシャンプー、やはり育毛の専用シャンプーを使用すべきといえます。

通常のシャンプーは一般的に「ヘア用」ですが、育毛シャンプーは「頭皮用」です。頭皮用シャンプーとヘア用シャンプーの違いは
1.頭皮用シャンプーは皮脂線を肥大させませんが、ヘア用は考慮していません。
2.頭皮用はシャンプー剤が毛穴へ浸透しにくいのですがヘア用は配慮されていません。
3.頭皮用は頭皮への刺激が少なく、ヘア用は刺激の強いものがあります。
4.頭皮用のシャンプー剤は頭皮にほとんど残留しないが、ヘア用は考慮されていません。

このように育毛のための頭皮用シャンプーは、頭皮にやさしく、又、濃度も濃いので少量でも良く泡立ちます。シャンプーひとつで、脱毛を促進することもあります。シャンプー選びは、慎重に行いましょう。



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